アトラスエクスプレス12月号 「女神異聞録デビルサバイバー」東京SURVIVE! 後編

3. 東京はあぶない!SURVIVE豆知識

古東 まずですね、本当に東京封鎖が発生した場合、一体どれくらいの人たちが閉じ込められてしまうのか。という問題です。本作の舞台である都心6区だけで、人口は117万人。山手線の外にいる人を除いても100万人以上が被害に遭うんですね。
小杉 考えるだけで眩暈がしますね・・・。しかもそれ、あくまでも人口でしょう? 昼間は働きに出ている人もいるんじゃないですかね?
古東 そうですね。昼と夜とでだいぶ被害は変わってくると思います。当然、東京には住んでおらず働きに来ている人もいるわけです。そうした人は、家に帰れなくなってしまって立ち往生してしまうかも知れませんね。
小杉 僕住んでるの、東京じゃないですよ!
古東 東京封鎖に遭ったら家帰れませんね。色々準備しておいたほうがいいですね。
小杉 準備と言いますと?
古東 例えばですね、自分の部屋とか職場のロッカーには必ず動きやすくて丈夫な靴をおいておいたほうがいいですね。特に女性! ヒールの高い靴じゃ避難辛いですよ! 私もロッカーにはちゃんとスニーカー完備してます。例えば地震が起きた場合、ガラスが割れて床に散乱したり、家自体が歪んで玄関までたどり着くのが困難になったりします。災害の備えは足元から!
小杉 徹夜作業用の枕元の備えなら会社に常備してますが・・・。というかそんなことまで調べてゲーム作ってるんですか!
古東 現代の東京を舞台に、しかも東京封鎖という要素を扱うにあたっては当然のことだと思ってます! あとですね、小杉さんは銀行のATM使いますよね?
小杉 使わない人はほとんどいないと思います。
古東 毎回通帳に記帳ってしてますか?
小杉 いや・・・してないですね。年に数回くらい?
古東 あーあ。
小杉 あーあ、ってなんですか!
古東 ATMは便利ですけどね、通帳への記帳はしておかないと駄目ですよ。大災害が起こってネットワークが止まっちゃうと、ATMも使えなくなる恐れがあるんです。でも、通帳に記帳をしておけば、人がいる窓口から預金をおろすこともできるんですよ。
してないと…復旧に時間がかかったり、困ったことになるかもしれません
小杉 うーん、生活を色々見直さないといけないっぽいですね・・・。
古東 ゲーム会社の人は、昼夜逆転してたり残業してたりでそのへんぐだぐだになる人多いですからね…。
小杉 さて、心を入れ替えることを誓いつつゲームの話に戻ります!


1.「女神異聞録デビルサバイバー」でのSURVIVE

古東 ゲームの話に戻りますが、「デビルサバイバー」の世界の登場人物は、皆東京封鎖に巻き込まれてもなお、大人しく救助を待ってるんですね。
小杉 ずいぶん大人しい人たちですよね。実際にそんなことあるんでしょうかね?
古東 これも調べたのですが、実は災害時、集団パニックって起こりそうな気がしますけどなかなか起こらないんですよね。例えば、某国での高層タワーでのビル火災の事件。
下の階が燃えていたせいで、高層階の企業の社員が多数逃げ遅れたんです。
そこで、上司が電話で地上にいる消防隊に連絡を取ったところ、「救助を待ってください」「そこにいてください」と言われた。
そこで、まだ、非常階段が使えそうだったのですが、全員そのまま辛抱強く待ち続けたんですね。
結果は…残念ながら、多くの犠牲者が出てしまいました。
小杉 そんな話があったんですね・・・
古東 他にもこういった話は多数あるのですが、共通するのは、人間は命に危険がせまっていることを理解することができず、状況把握や危険回避行動をすぐに取れない生き物だということなんです。これは人間が鈍いという意味ではなくて、生活をしていく上で、ある程度のストレスには鈍感になるようにできているんですね。
小杉 なるほど。
古東 更に社会性も加わって、じっと黙って待ってしまう。というわけで、「東京封鎖」の初期段階は、こうして粛々と静かにはじまるんです。
小杉 事態の重大さに皆気づいていない、と言ったところでしょうか。でも、彼らを救ってあげるのもゲームの目的の一つなんですよね。
古東 そうですね。ゲームの場合は、東京封鎖だけじゃなくて、悪魔という厄介な存在が出てきますので状況は更に悪い。じっとしてるだけじゃ助からない(笑) そこらへんは、シミュレーションRPGとしてしっかり楽しめるように作りこんでますのでお楽しみに。
小杉 まあ、そこはアトラスのゲームということで。ただ、お話を聞いていてよくわかりました。ずいぶんとしっかり色々検証したり調べたりしてるんですね。
古東 ゲームとしてはもちろん楽しめるものになってると思うんですが、今回はバックグランドの部分もしっかり作りこんでみました。そんなところも楽しんで頂けたら、すごく嬉しいです。
小杉 ということで、今回は「女神異聞録デビルサバイバー」のアートディレクター、古東さんにお越し頂きました。珍しく(?)、ゲームから少し離れた真面目で意外な(?)話をして頂き、ありがとうございました。
古東 珍しいとか、意外な、とかは余計です。あ、ちなみに「SURVIVE」という言葉を使いましたが、サバイブ、サバイバルなんて言葉を聞くと無人島で生活するようなイメージがありますが、本作の場合は「生き残る」と言った方の意味が強いです。
小杉 悪魔を使って生き残れ! みたいなイメージでしょうか!
古東 珍しく小杉さんが良いことを言いました。
小杉 珍しいは余計です。では、古東さん、ありがとうございました。ということで、皆様、「女神異聞録デビルサバイバー」をよろしくお願いします!
古東 よろしくお願いします! 公式サイトも頑張って更新していきますので是非みてくださいね!

「女神異聞録デビルサバイバー」公式サイトはこちら
女神異聞録デビルサバイバー公式サイト

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