アトラスエクスプレス1月号 「女神異聞録デビルサバイバー」特集 開発スタッフ大集合!前編

■小杉■
皆様こんにちは。アトラスネット管理人の小杉です。
「女神異聞録デビルサバイバー」発売直前特集ということで、これまでアトラスネットのクリエイターワークスではディレクターの高田が、アトラスエクスプレスの12月号ではアートディレクターの古東が出てきてたくさん喋ってもらったのですが(今回も出てきてもらいますが)、今回は、「女神異聞録デビルサバイバー」を作り上げた開発スタッフさんたちに登場頂き、話をきいていきたいと思います。まさに職人!といえるようなスタッフさん達だと思いますので、本作へのこだわりや、制作上大変だったことなど色々と語ってもらおうと思います。

ディレクター高田

小杉 というわけで最初はディレクターの高田さんです。早速ですが本作へのこだわりを語ってください。
高田 そうですね。今作で一番気をつけたのは「ゲームの中の美味しいところを濃く遊んで頂くためにはどうしたらいいか」ということです。
小杉 と、言いますと?
高田 つまり、様々なシチュエーションが用意されたバトル、緊張感のあるシナリオを、テンポ良く、また育成好きな人にはじっくり深くキャラクターの育成を楽しんで欲しいということですね。そこで、SRPGが抱える問題は何か、ということを考えてみました。
小杉 SRPGの抱える問題・・・?
高田 まずは、戦闘時間が長くなりがちってことです。なので徹底的にそれぞれの戦闘時間は短くしました。経験値やマッカ(お金)を稼ぐためのフリーバトルの時間も圧縮しています。
小杉 なるほど。
高田 また、育成する悪魔の数が多いので、育成そのものと合体までのテンポも改良しています。ダンジョンをさまよって悪魔を探す時間は不要と判断し、すぐに合体を楽しんでもらうために、オークションで悪魔を入手するスタイルとしました。
小杉 思い切った変更ですよね。でも確かにテンポが良くなってますね。
高田 合体そのものも、「どういう悪魔を作りたいか?」というプランを練りやすくするために、ルールを色々と改良したり、「作りたい悪魔が、何を素材にすれば出来るか?」を簡単に逆引きできる検索合体を用意しました。
小杉 あれはすごく便利です。ストレスなく、合体に没頭できますよね。
高田 というわけで、SRPGの良さを最大限に引き出すために、SRPGというジャンルそのものが持つ課題の解消に挑戦してみました。そうだ、プレイして頂ける方への提案があるのですが・・・。
小杉 なんでしょう?
高田 フリーバトルがサクサク進むということもあってついつい悪魔を育てすぎちゃう人が続出してます。なので、SRPG上級者の方は、ぜひ「フリーバトル禁止」の縛りプレイを試してみてください。そうすることで育成そのものの戦術性が格段に上昇し、かなりシビアなゲームになります。
小杉 上級者ならではの遊び方ですね(笑) ではでは、ありがとうございました。

シナリオ担当スタッフ

小杉 では、シナリオについてですね。苦労話があると聞きましたが・・・。
担当スタッフ 今回ですね、シナリオの分岐量が凄まじいので、用意すべきテキストが大量だったんです。テキスト容量が想定を超えて、朝5時にメインプログラマを叩き起こして容量変更・・・なんてことを2回もやらかしました。
小杉 うわー。勘弁してほしい事態ですね。
担当スタッフ 本筋自体の書き直しの回数も結構なものでした。「東京封鎖」前日のメッセージだけで6回ぐらい丸々書き直してます。最初は高田ディレクターが「現実味がない」といったのでリアリティを出す対応をしたのですが、そのうち今度はイベントが長くなりすぎて「いつ事件が始まるんだよ!」ということになり、今度はとにかくテンポの調整・・・。
小杉 お疲れ様です。
担当スタッフ 結局、ほとんど寝る間もなく作業したので、現実とゲームの区別が付かなくなってきたのが悩みです。DSの事をナチュラルにCOMPと呼んでしまったり、渋谷でジャージ着の人を見るとカイドーかと思い確認してしまったり・・・。何かあるとすぐ東京なんて封鎖されちまえと口走ったり・・・。
小杉 ええと、その、お疲れのようですのでお帰り頂いて結構です。・・・なにか、愚痴で終始してしまったような・・・。では次参ります。

システムプランナー担当スタッフ

小杉 よろしくお願いします。
担当スタッフ 今作、高田ディレクターが当初かかげた「1ステージ5分で終わる」を合言葉にユニットの移動力やマップサイズを決定したんです。結局5分では終わりませんでしたが、それでもSRPGとしては非常に短くテンポの良いものになったかと思います。
小杉 今作の大きな特徴の一つですよね。
担当スタッフ あと、今回種族ごとに特殊な専用のスキルがあるのですが、無限にMPを回復させる魔王様たちのおかげでバランスとりに非常に苦労しました。魔王なんだから強くないとヤダ!という意見もあり、強すぎるだろ・・・という意見もあり・・・。あとですね、育成の戦術性を重視するために成長の手ごたえがダイレクトに感じられつつ、SLGの戦術性も両立させる・・・という必要性がありました。そのせいで計算式はかなり複雑なものになって、一つ数値バランスが悪いところが出るたびに全部調整しなおし! という感じで大変でした。
小杉 作りこみが感じられる台詞ですね。
担当スタッフ あと、タッチペン操作に関してですが、途中まで一切操作なしで進んでいたんです。しかし一部は対応してほしいという声もあって、一時期ドタバタしたのも良い思い出です。
小杉 ありがとうございました。では次のページへと続きます。
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