
2007.06.25
[金子一馬]
金子一馬のマルカジリ日記 Vol.5
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プジョーの新型(207GTの黄色)は「ザクレロ」に似てるなーと
アハ!体験をおぼえつつ、「都市伝説」ブームの影ですっかりナリをひそめてしまった
怪奇カルチャーがあります。そう、それは「心霊写真」なんですよね。
ぶっちゃけ理由は簡単で、デジカメやパソコンの普及でこんなのいくらでも自分で
作れるじゃん!という事に一般の人が気付いてしまったからだと思うんですよね。
思えばデジカメやパソコンが一般に普及したであろう2000年代前後ではどうみても
フォトショップのフィルター(回転やゆがみ等、使ってる人は解ると思う)だろコレ!
みたいなのが多くなり、その後急速に衰退したような気がします。
考えてみると幽霊や妖怪といった「魔」の類いは最新機器(カルチャー)が大好きです、
カメラが出来た黎明期からすでに「心霊写真」がありました
(有名なのが人間の口から「エクトプラズム」を出して幽霊を実体化する写真で、
金子にはこの「エクトプラズム」を出す様が、ミンチマシーンから出てくる挽き肉みたいに見えて見るたびに笑っちゃう)。
何故、「魔」の類いが最新機器が好きかと言えば、多分使っている人たち自身が
その機器について、その原理や機能がよく解っていないからだと思うんです。
例えばカメラの例で言えば、昔はカメラを使う商売(カメラマンなど)以外には扱えない
ものでしたが、やがて一般の人が趣味でカメラを持つことが出来るようになっても
「現像」というプロセスは専門の業者にお願いしないと出来ませんでした、
おそらくこの「現像」というステップに神秘性があるんですよね。
そんな「心霊写真」を扱った有名な「都市伝説」にこんなのがあります…
大学生の友人5人組が海水浴に行くが、その中でも特に泳ぎの上手いA君が
溺れて死んでしまった。
残った友人たちはその時に撮った写真をせめてもの記念にと、現像してもらいに
写真屋に持っていく。
数日後、現像してもらった写真を取りに行くと、何故か写真屋の主人は現像した
その時の写真を渡してくれない。
どうしてもとお願いすると写真屋の主人は渋々と
「そんなに言うなら渡してもいい、しかしこれを見たら世界が変わるぞ!
それでもいいか?」
と言うので、友人たちは了解して写真を受け取った。
写真には元気にはしゃぐA君が写っていたが、何枚目かの写真に崖の上から海に
飛び込もうとしているA君の姿が写っている。
「そうか…この後Aはこの崖の下で溺れたんだっけな」そう思いながら次の写真を見ると
連続写真になってるようで、海に向かって飛び込んだA君が写っている。
そして次の写真、今まさに海に着水しようとしてるA君の姿が写っているが、その着水
しようとしてる海の表面に無数の白い海草のようなモノが写っていた。
「さっきまでの写真には写ってなかったのにおかしいな…」そう思いながらよく見ると
その無数の白い海草のようなモノは、なんと無数の人間の手だったのだ!
戦慄する友人たちに向かって写真屋の主人が一言、
「たまに撮れちゃうんだよね…こういうの…」。
この話は有名な「都市伝説」で様々なバリエーションがあるのでご存知の方も多いと
思います。金子も何人かの芸能人が自分もしくは友人の実体験としてTVやラジオで
話しているのを聞いたことがありますが、芸能界のキャラ作りも大変なんだなーと
思いつつ、この話では写真屋の主人がおもわず「グッジョブ!」と叫びたくなるくらい
いい仕事をしてますよね。
写真が「現像」というステップを踏まなければ見れなかったころ、何が写っているか
解らない期待感や恐怖感に「魔」の類いが入り込む隙があったんだと思います。
でも現在のデジカメの類いは写したその場で結果が見れますし、パソコンなどを使えばいくらでも加工が出来ちゃいます。
このスピード感にさすがの「魔」の類いも着いて来られなくなっちゃったのかも知れませんね。
[金子一馬]
◆「女神転生」シリーズに登場するキャラクターや悪魔のデザインを手掛けており、「悪魔絵師(電脳悪魔絵師)」の別名を持つ。
「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団」原案・アートディレクション
「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」プロデューサー・キャラクターデザイン
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