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2007.08.07  [高田慎二郎]  ディレクター高田のグローランサーVI日記 Vol.14
こんにちは。グローⅥのディレクター、高田です。

今回の日記は、開発の苦労話。
ゲームとは切っても切れない「バグ」について、書いてみようと思います。

バグと普通に聞くと、それを取る苦労が大変という意見もあるかと思いますが、
自分にとっては、「バグを全部見つけ方が判らない」というのが
最も大きな問題であると思っています。

「そんなにバグって見つからないの?」と思った方のために
例えばグローⅥの第二階層のLR切り替え周りで出た変なバグを書きますと…。
※△でメニューを開いた最初の状態が第一階層。
 その後、魔法とか装備とかを○で選んだ状態が第二階層と言ってます。

1)誰かにレイズ(復活魔法)を唱えて待機させる
2)それとは別のキャラから魔法コマンドを開いてキャラ変更で戻し、
 レイズを発動させると魔法効果が発生しない…。

でも、この程度はある意味、普通のバグですが…。

1)非戦闘状態時に、任意のパーティーメンバーの
 コマンドメニュー「装備」を選択し、装備一覧を表示させます。
2)×ボタンを2回入力し、コマンドメニューから抜けて、
 マップジャンプ(マップを切り替えること)致します。
3)再度、プレイヤーキャラクターのコマンドメニューを開き、
 カーソルを動かさずに「魔法」を選択します。
 (コンフィグでカーソル記憶をONにしておく必要あり)
4)魔法のリストが表示されている画面にて、
 L1ボタン及び、R1ボタンを入力してキャラクターを切り替えます。
5)魔法のリストではなく、装備の選択に移行する事を確認します。
6)「武器」にカーソルを合わせ○ボタンを入力しますと、
 ハングアップ(ゲームが止まること)します。

手順がずいぶん複雑ですよね?
しかも複雑なだけに、いつ見つかるかわかりません…。
そういった複数ステップを踏むバグが2〜3日に1回などと出てくると
「まだあるんじゃないか?」という不安が出てくるわけです。
しかも困った事に、バグを取ることによって、
別の新しいバグが出てくるなんてこともよくある話です……。
そのため、マスター前になると、
遊ぶ人に不利益になる不具合以外は、仕様として残して、
あまりいじらない(自分たちはROMを安定させると言います)ようになります。
よくある「裏技」と呼ばれる類のものは、そうやって
残されたものが多いんだろうなと思ってます。

というわけで、開発者にとってのバグの苦労は
「まだあるんじゃないのか?」という見えない恐怖があることも
判って頂けたでしょうか?

さて、それでは次回から、グローと関係ない話題を出すかも知れません。
プランナーは雑学好きが多いので、その中から
ちょっと笑える雑学などを載せられればと思っています。

それでは、また。
[高田慎二郎]
「グローランサー」ディレクター
「グローランサーⅥ」ディレクター
「女神異聞録デビルサバイバー」ディレクター

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