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2007.11.20  [高田慎二郎]  ディレクター高田のグローランサーVI日記 Vol.24
こんにちは。グローⅥのディレクター、高田です。

さて今回もグローⅠの話題ですが、葉月につられて私も妖精ティピの没話2をしてみようと思います。

うるし原先生にキャラクターのデザインをお願いする際、『○○というキャラは、どんな役割と個性を持っているのか?』という話がまず最初に行われます。
そこで『妖精ティピとは?』という話が始まります。
当時の妖精と言えば、ご主人様(?)に対して従順で、可愛いマスコット的な妖精が多かったのですが、『普通じゃ面白くないので、主人公を蹴り倒すような、元気でブッ飛んだ妖精です」というようなお話しを最初にしました。
そこで話で盛り上がり、『主人公が超必殺ティピちゃんキックで死ぬ』という先日葉月の書いたネタが出てきたわけです。
しかも、ティピにはこれに関した没ネタが、さらにありまして…。
この『超必殺ティピちゃんキック』を生み出す前に、スポ根的なネタも話し合われていました。
そのスポ根的ドラマとは…。
 『ある時、いつものように主人公に蹴りを入れたティピ。
  しかし、なぜか主人公のリアクションが無く、
  蹴りに気付いた様子すらない。
  なんと長年蹴りを受け続けた主人公は、
  彼女の蹴りに耐性を持ってしまったのだ。
  ティピにとってそれは最大の屈辱でもあり、
  また主人公のお目付役という自身の存在価値自体が揺らぐような
  とんでもない大事件であった。
  激しいショックを受けたティピは、傷心のあまり
  主人公の前から姿を消してしまうのであった…。』
しかしこの話には分岐も用意されており、もしティピがショックを受けて落ち込んでいる間に、妖精用のミニ鉄ゲタを買って、彼女にプレゼントすると…。
彼女は夜な夜な鉄ゲタでティピちゃんキックの特訓をし、ついには以前よりも強力な『スーパーティピちゃんキック』を編み出す。
さらにそのキックを食らい続けると、『超必殺ティピちゃんキック』のイベントが発生するのはどうだろう?
…と、こんな感じでティピイベントの話をしていました。

ところで、なぜこれが没になったかと言いますと、これで笑いはとれますが、『ティピのキャラとしての魅力が増すか?』となると、微妙な感じだったからです。w
もっとも開発に余裕が有れば、面白いので入れたかもしれませんが。(爆)

それはさておき、今でもうるし原先生とキャラの話をするときは『またティピみたいな面白いキャラを出したいですね』という話が出てきます。
それだけインパクトが強いキャラだったわけですが、王道を外した変なキャラを作ればそれで面白くなるのか?というと答えは否ですから、キャラを考えるのって、なかなか難しいですね。

それでは、また。
[高田慎二郎]
「グローランサー」ディレクター
「グローランサーⅥ」ディレクター
「女神異聞録デビルサバイバー」ディレクター

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