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2007.12.13  [葉月陽]  グローランサーねたばらし☆ Vol.7
ついに始まったインフルエンザの驚異に怯えながら仕事をしている葉月です。
我がコンシューマー事業部の開発部では、奥の席列から、じわりじわりとインフルエンザが手前の席にむかって移動中…。
このままで行くと、2週間後くらいに私たちの席列に上陸します…。


今週はグローランサー4に登場した『使い魔3人娘』です。
この『使い魔』これまでのマスコットとはちょっと存在が違うのです。

D-TP(ピティ)、D-LN(ユニ)、D-LM(レミィ)と名付けられていますが、この型番の意味から入りましょう。

グローランサー4の世界には3タイプの使い魔がいることになっており、人型(DOLLS)、動物型(ANIMALS)、異形型(OTHERS)となっています。
使い魔3人に共通する『D-』とは「人型を意味するDOLLSのD」です。
続く2つのアルファベットが「ティピ」「ルナ」「ラミィ」を表しています。

例えばグローランサー5で登場したふとん犬型の使い魔が登場したとすればその型番は『A-FD』となっていたことでしょう。

主人公にマスコットがついている理由として
「主人公がしゃべらないから」という事で存在していたワケですが、グローシリーズを重ねるうちに「いなくても困らない」ことがわかってきたのです。
つまり、使い魔には別の存在意義が必要になります。

そして「主人公=プレイヤー」というスタイルのRPGであるグローランサーには『一方その頃』という状態がやりにくい。
ならば、マスコットにその能力を持たせるのはどうだろう?
そういえば、元祖マスコットのティピは、マスターと念話が出来るという設定が…。

これらのことから『妖精』ではなく『使い魔』で行くことになりました。
となると『主人公=マスター』にならなくてはなりません。
でも0から作るような事をすると、とても面倒になります。
そこで、主人公が使い魔の卵を孵化させて、マスターになるというシチュエーションを考えました。
アヒルのインプリンティングなどで、初めて見た者を親と思うのは、とても自然なシチュエーションです。

「卵から生まれてくるのが、何かわからないと面白いよね」
「孵化した時に能力値が違っていたりね」
「外見だけじゃなくて、性格や口調も違っているとかもいいね」

では次はそのデザインです。
うるし原先生にもこの話をして、デザインの方向性を決定します。
そこでできあがったのが
 ●すこしお姉さんになったティピ
 ●ラングリッサー時代に人気が出た秘書タイプのルナ
でありました。

これに、前作で人気のあったラミィを登場させ3タイプの使い魔が出来あがったのです。

今日のところはきりがいいので、使い魔コンセプトの話で一度終わります。
各使い魔の裏話は、また次回☆

それまでインフルエンザにならないよう、祈っていてください…。

[葉月陽]
「グローランサー」シリーズのシナリオを担当。

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