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2007.12.27  [葉月陽]  グローランサーねたばらし☆ Vol.8
インフルエンザではなさそうですが、目眩と胃腸をやられて、意図せずダイエットになっている葉月です。
ここ1ヶ月で5kg体重落とせました。
でも不健康ですね。

今週はグローランサー4に登場した『使い魔3人娘』の2回目です。
では、それぞれの使い魔ごとに裏話でも…。


●D-TP(ピティ/CV:豊口めぐみ)
初代グローランサーのティピをモデルに、ティピがお姉さんになったイメージ。
CVはそのことを意識して再び豊口さんにお願いしました。
豊口さんもティピのことはよく覚えていてくれたので、収録の間もその話で盛り上がりました。

「でも、ティピを思い出すために、ちょっとプレイしてから来たんですよ。
そういえば、ティピと比べると大人しくなり過ぎちゃいませんでしたか?
もっと元気な方が良かったかな?」

いえいえ、とんでもございません。
これくらいがちょうど良いです。
なぜなら……それは後で説明しましょう。

ところでゲーム中のピティのイベントは初代グローランサーを意識した演劇の話でしたね。
このイベントのためだけに、領地に劇場が作られたという裏話があります。


●D-LN(ユニ/CV:かかずゆみ)
グローランサーシリーズを作る前に別の会社で作っていた某SLGの登場キャラ『ルナ』がモデルのユニですが、実は……それ以外に裏話がないんですよっ!

無理矢理探すとするならば、雑誌での展開がユニメインで進められた事ですね。
レミィは隠れキャラ的な存在なので別として、今回の使い魔はユニとピティのどちらをメインキャラにするかが問題でした。
ボーイッシュなキャラクターが好みな葉月としては、ピティなのですが、今までグローランサーで見ないタイプの女性と言うことでユニが選ばれました。
おかげでOPアニメも使い魔はユニだけが描かれています。
そして限定版にはユニのほぼ等身大フィギュアが付けられたワケなのですが…、…これについては割愛させて頂きます。


●D-LM(レミィ/CV:金田朋子)
前作ラミィが人気だったために引き続き登場!
…という予定でしたが、現実はそのままというわけには行きませんでした。
何と前作でラミィのボイスを担当してくださった堀江さんのスケジュールが空かなかったのです!
キャストが変わることによるファンの拒否反応は痛いほど知っていたのですが、無理な物は仕方がない。
他のキャストを建てるしかないわけですが、受ける人もプレッシャーになります。
そういう中で引き受けて頂けたのが金田さんでした。

金田さんのミラクルボイスについて、ここでスゴイ裏話があります。

収録したボイスをPS2で再生するためにフォーマットを変換するわけですが、何故か金田さんの変換後ボイスには「プチッ」というノイズが入るんです。
他の人には入らないのに、彼女のボイスだけノイズが乗る。
でも元データにはノイズはないんです。
原因を特定しようと連日変換ソフトのバグや、元ファイルのフォーマットを見直したりしました。
その結果、重大な事実がわかったのです!

人間の耳には可聴域という物があり、高音は20kHzと言われています。
ここより高音になると特殊な耳の人でなければ聞き取れないわけですが、金田さんの声は、ここ以上の音成分が出ているんです!
この20kHzを越えた音成分が、変換ソフトではノイズとして認識され「プチッ」という異音になるのでした!

人体の神秘を感じた瞬間でした…。


●最後にもう一つのネタばらし。

実は使い魔3人のイベントは他のキャラクターよりもかなり後に作られた物でした。
それもそのはず。
使い魔は人間じゃないので、彼女たちの結ばれるエンディングは当初は考えていませんでした。

1プレイで1人の使い魔しか付けられないため、各自に固有のエンディングを付けてしまうと、それは3回プレイさせることを強制するというのがその理由でした。

ですが、皆さんからの反響で「ラミィとも結ばれたかったです!」という声が大きくて…。
ボイス収録ギリギリになりつつも駆け込みでイベントが追加されました。

さてその反響ですが、「使い魔3タイプにイベントがあって良かった」という嬉しい感想も、「使い魔3タイプなんて面倒なことするな!」というお叱りも…。

人の好みは様々ですね…。


次回はグローランサーVの妖精コリンについてです。
お楽しみに☆
[葉月陽]
「グローランサー」シリーズのシナリオを担当。

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