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2008.01.17  [葉月陽]  グローランサーねたばらし☆ Vol.9
今年が始まってもう半月が過ぎましたね。
うかうかしているとすぐに年末になりそうですが、
皆さんはちゃんと予定を立てて行動していますでしょうか?
というわけで『なるようになる』葉月です。

まずは前回の記事が、予想以上に反響があったことについて。
超音波成分が含まれている人というのは、ちょっと聞くとスゴイと思えますが
実は特殊な歌い方や、心に響く歌声を持つ歌手は超音波成分を含む声を発しています。
歌い方では、あの特殊な『ホーミー』とかには超音波が含まれるそうですし、
有名な女性シンガーの松任谷由実さんも、歌声に超音波があるそうです。
いずれにしても直接耳には聞こえないわけですが、これが有ると無いとでは
心への響き方が違うというのが、面白いですね。
結局、無意識には聞き取れていると言うことでしょうか。
つまり、金田さんの心に響く特徴的なボイスに超音波が含まれていても変ではないし、
逆に声のお仕事をするにはとても向いていると言えるのでしょうね。
まさに天職!


さて、今回はグローランサー5の妖精『コリン』についてです。

これまでのグローランサーのマスコットである妖精や使い魔といえば
「主人公と常に一緒にいる」という印象が、シリーズを通して位置づけられました。
そこでグローランサー5を作るに当たっては、それを覆すべき開発上のテーマが出来ました。

 ・妖精を主人公のオプションにしない

つまり妖精を独立した一個のキャラクターとして扱い、彼女にも彼女の冒険を
してもらおうというのが、コンセプトにあったのです。

そこで、登場時は主人公ではなく、別のキャラと一緒にいて、
だんだん仲良くなっていき、ついには主人公のそばにいるようになる…と、
こんな展開になるようにファニルというキャラクターが形成されました。
つまり、この2人は一対の存在なんですね。
コリンが元気であれば元気であるほど、その破天荒っぷりが引き立つように
ファニルが気弱になっていきました。

そして一個のキャラクターとして、彼女にはライバルを登場させました。
ライバルが出るとなると、それと対決する場が必要になります。
こうして妖精コンテストというシステムが構築されることになりました。


先ほど「コリンとファニルは一対」と書きましたが、これはキャラクター性だけでなく
実はボイスキャスティングにも言えることなのです。
コリンの裏話というよりも、ゲーム作り全体の裏話になりますが、
キャスティングをする時に注意しなければならない事の一つに
「声が似ているかどうか?」という物があります。
いくら上手くても、キャラクター単体ではその人が一番でも、
他のキャラクターの声とのバランスで、採用を見送ることが多いのです。
おかげで個人的に好きな声優さんと、お仕事をする機会を逃してばかりです…。

グローランサー5では、久々にオーディションというスタイルを採りました。
ここでいろんなスタッフと話し合って決める訳ですが、
「演技ならAさんだけど、他のキャラと声が似るからねぇ…」
という言葉が何度も出てきます。
特にコリンとファニルは、全編を通して掛け合いすることが多いため、
声質の組み合わせには細心の注意を払ってキャスティングをしました。
そして、コリン役「又吉愛さん」とファニル役「牧口真幸さん」が決まってから、
他のキャストを決めていきました。

いつか、声の組み合わせや予算を考えず、夢のキャスティングというものを
やってみたいですねぇ…。
その時は、ユーザー投票で選ぶとか…うむ、やってみたいなぁ…☆



次回はグローランサー6の妖精ユリィについてです。
お楽しみに☆

[葉月陽]
「グローランサー」シリーズのシナリオを担当。

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