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2008.11.13  [副島成記]  絵師・副島成記の舞台裏 Vol.38
こんにちはP4アートディレクターの副島です。

今日はAUI(Atlus U.S.A.,inc)のスタッフと話をする機会がありました。
P4もアメリカで発売が決定しているというお話は以前の記事で書きましたが、日本色の強いペルソナが海外でどのような見られ方をされているかを詳細に聞くことができてとても興味深かったです。
ひとつ例を挙げますと、アメリカの学生には放課後に皆で遊ぶ感覚があまりないらしいのです。
ニューヨークなど一部の都市は電車網があるので日本のような下校風景もあるそうですが、もっぱら車での移動が多いアメリカでは下校時にスクールバスか家族の車がすぐに迎えにくることが多いんですね。
あと学制服なんかは日本では普通ですが、アメリカでは高級感があるように受け取られるようです。
裕福な家庭の子が通う学校のイメージなんですね。
ペルソナをプレイして頂いてアメリカの方に日本の普通の生活風景を感じてもらえればちょっと文化交流の役に立っているようで嬉しいですね。

さて、そんなP4ですが今回の開発秘話は…って、その前にお詫びをひとつ。
前回の私の記事で直斗のことを書きましたが、そこで「白鐘直斗」と書くべきところを「白金直斗」と書いてしまっていました…。
申し訳ありません、正しくは「白鐘」です。
「ナオト」を変換すると「直人」になってしまうのに気を取られて「白金」に気付きませんでした……と言い訳してみたりして…。

では今回の開発秘話です。
今日は「クマ」です。
発端は着ぐるみの愛らしいキャラを出しましょうというところからスタートしたのですが、どんなヤツにするのかは一番迷走したキャラでした。
大きくてフカフカしたクマとかがいいのではないかという結論に至り、メッセージも「〜クマ!」なんて感じに書かれているのですが、いざ描いてみると
クマのヌイグルミキャラなんて昔から沢山あって、どうも印象に残る形にならなかったんですね。
じゃあP4の世界観を後押しするようなマスコットキャラとしてデザインしようと考えを変えて、今のようなデザインになっています。
P4の持っているレトロでポップな雰囲気を入れてどこか懐かしい感じに。
色が二色刷りみたいだったりボタンの形状だったりもその辺を意識して描いています。
ちなみに顔に縁がありますが、これは宇宙飛行士をイメージしています。
なんというか昭和の夢みたいな感じが出したかったんですね。



クマの魅力は何といっても山口勝平さん演じるセリフですね〜。
ダジャレと寒いギャグでイライラさせてくれますが(笑)、それが不思議とだんだん癖になってくるのです。
P4にクマがいなかったら○○ープのないコーヒーみたいに物足りないものになっていたのではないかと思えるほど、存在感のあるキャラクターになりました。
[副島成記]
◆「ペルソナ3」「ペルソナ3フェス」「ペルソナ4」アートディレクター

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